ラゲッジスケールを試してみた。

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名前だけ聞くと、なんだかSF映画に出てきそうな装置のようだが、実際はとてもシンプルな「吊り下げ型のはかり」である。荷物をフックにかけると、重さがデジタル表示されるという優れものだ。
このラゲッジスケール、使ってみると地味に感動する。というのも、旅の直前に「このスーツケース、制限超えてないよね?」とドキドキした経験は誰しもあるだろう。空港のカウンターで「少々お待ちください」と言われ、ベルトコンベアに乗せた瞬間にスタッフの表情が曇る——あの不穏な時間を思い出すたびに、冷や汗が背中を伝う。ラゲッジスケールがあれば、そんな冷や汗体験とは今日でお別れである。
しかもこのスケール、電池切れの心配がない。なぜなら「手動で充電できる」からだ。取っ手を数回スライドさせるだけで、あっという間に充電完了。5秒あれば使用可である。電源ボタンを押した瞬間、「人力発電って、意外といけるじゃないか」とちょっとしたサバイバル気分を味わえる。
日常生活でも、ふと「これってどれくらい重いんだろう?」と思う瞬間は多い。例えば、宅配に出す段ボール、いつも持ち歩いているリュックなど。とはいえ、普通のはかりを外に持ち歩き、おもむろに地面において測定し始めるのは明らかに変である。だが、ラゲッジスケールなら堂々と吊り下げるだけ。スマートで、どこかスパイ映画のガジェットを扱う気分になる(かもしれない)。
さらに、デザインも洗練されている。無駄な装飾がなく、ただ「重さを測る」という使命に一点集中。まるで“荷物の哲学者”である。軽くて丈夫、バッグの隙間にもスッと入る。使うたびに「道具はこうあるべきだ」と感心してしまう。
試しに自分のバッグを測ってみたところ、思ったよりも重かった。「え、これで毎日通勤してるの?」と自分にツッコミを入れたくなる。ラゲッジスケールは単なる旅行アイテムではなく、生活の現実を突きつけてくる“真実の鏡”でもある。
総じて言えば、この商品は「地味に人生を変える小物」である。大袈裟に聞こえるかもしれないが、こういうアイテムこそ旅のストレスを劇的に減らしてくれる。重さを測るたびに、ちょっとした達成感と安心感がある。
要するに、ラゲッジスケールとは、旅人の心を軽くするための、ちいさな科学の結晶なのである。
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