上海で予定されていた日本のアニメソング歌唱イベントが、急遽中止となったらしい。
会場の照明マンも、ステージ袖でリハーサルをしようとしていたスタッフも、「え、今日中止ってどういうこと?」と漫画の吹き出しが頭に浮かぶレベルで驚愕したに違いない。この突然の中止劇は、最近話題となっている日本と中国の対立が影響しているのでは…と推測される。
アニメソング(通称アニソン)というのは、国境を軽やかに飛び越えてくれる。国が違えど「この曲好き!」という気持ちは、言語の壁をひょいと越える。まるで「ラーメンは世界中で愛されている」ように、普遍的な魅力をもっている。そんな文化の使者が、政治の荒波に飲まれてしまうのは、なんとももったいない話である。
そもそも、イベントというものは準備が8割である。出演者のスケジュール確保、現地スタッフとの調整、ファンたちの心の準備に至るまで、すべてが“料理の下ごしらえ”のように丁寧に進められている。にもかかわらず、今回のように急に中止になってしまうと、まるでカレーを一晩寝かせた翌朝に「ごめん、やっぱり今日カレー禁止」と言われたような虚しさである。関係者もファンも、心のどこかにぽっかり穴が開いた気持ちになったであろう。
それだけに、今回のような出来事は「文化交流が損なわれるのは残念だな」と、思ってしまうのである。
いずれにしても、早くこの対立の問題が解決し、両国の関係が少しでも穏やかになることを願うばかりである。そしていつの日か、上海のステージでアニソンが再び響き渡り、観客がペンライトを振りながら「待ってたぞー!」と叫ぶ日が戻ってくることを期待したい。
参考情報
2025/11/29 日本経済新聞:日本のアニソン歌唱、上海で強制中断――浜崎あゆみさん公演中止

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