【なんか気になる研究所】 22 「脱Excel」と言われるけど、Excelは本当に悪者なのか

「なぜ、Excelに慣れた現場ほどDXが進まないのか?」というウェビナー記事を見かけた。

この見出しを見て、少し気になった。

というのも、「脱Excel」や「Excel業務からの脱却」という言葉は、DX関連の記事でよく見るからだ。

まるで、ExcelがDXの敵みたいな言い方である。

でも、本当にそうなんだろうか。

もちろん、Excelに苦手なことがあるのは分かる。

誰が操作したのかを履歴に残す。

入力していい場所とダメな場所をきちんと制御する。

こういうことをExcelだけでやろうとすると、なかなか難しい。

気合いと注意力でなんとかする世界になりがちである。

ただ、それでも「だからExcelはダメです」と言われると、少し違和感がある。

Excelは、使い方によってはかなり便利だ。

特に、データを整理したり、加工したり、表記ゆれを直したりする作業には強い。

一方で、DXツールは、情報を格納したり、管理したりする場所としては強い。

でも、過去に使っていたデータをそのまま取り込めるかというと、たぶんそう簡単ではない。

形式が違う。

表記が揺れている。

入力ルールがそろっていない。

そういうデータを整えてから入れる必要がある。

その作業場として、Excelはかなり使えると思う。

つまり、ExcelとDXツールは対立するものではなく、役割が違うだけなのではないか。

DXツールは正式な保管場所。

Excelはデータを整える作業台。

そう考えると、「脱Excel」という言葉だけで片付けるのは、少しもったいない気がする。

理想を言えば、最初から全部きれいなシステムで管理できればいい。

でも現場には、過去の運用がある。

古いデータがある。

人が慣れているやり方もある。

そこを無視して、「これからはExcel禁止です」と言っても、たぶんうまく回らない。

大事なのは、Excelをやめることではなく、現場で本当に動く仕組みにすることだと思う。

今回の記事をみて、そんなことを考えた。

参考情報

PR TIMES:『なぜ、Excelに慣れた現場ほどDXが進まないのか?』というテーマのウェビナーを開催
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000005203.000054842.html

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