「なぜ、Excelに慣れた現場ほどDXが進まないのか?」というウェビナー記事を見かけた。
この見出しを見て、少し気になった。
というのも、「脱Excel」や「Excel業務からの脱却」という言葉は、DX関連の記事でよく見るからだ。
まるで、ExcelがDXの敵みたいな言い方である。
でも、本当にそうなんだろうか。
もちろん、Excelに苦手なことがあるのは分かる。
誰が操作したのかを履歴に残す。
入力していい場所とダメな場所をきちんと制御する。
こういうことをExcelだけでやろうとすると、なかなか難しい。
気合いと注意力でなんとかする世界になりがちである。
ただ、それでも「だからExcelはダメです」と言われると、少し違和感がある。
Excelは、使い方によってはかなり便利だ。
特に、データを整理したり、加工したり、表記ゆれを直したりする作業には強い。
一方で、DXツールは、情報を格納したり、管理したりする場所としては強い。
でも、過去に使っていたデータをそのまま取り込めるかというと、たぶんそう簡単ではない。
形式が違う。
表記が揺れている。
入力ルールがそろっていない。
そういうデータを整えてから入れる必要がある。
その作業場として、Excelはかなり使えると思う。
つまり、ExcelとDXツールは対立するものではなく、役割が違うだけなのではないか。
DXツールは正式な保管場所。
Excelはデータを整える作業台。
そう考えると、「脱Excel」という言葉だけで片付けるのは、少しもったいない気がする。
理想を言えば、最初から全部きれいなシステムで管理できればいい。
でも現場には、過去の運用がある。
古いデータがある。
人が慣れているやり方もある。
そこを無視して、「これからはExcel禁止です」と言っても、たぶんうまく回らない。
大事なのは、Excelをやめることではなく、現場で本当に動く仕組みにすることだと思う。
今回の記事をみて、そんなことを考えた。
参考情報
PR TIMES:『なぜ、Excelに慣れた現場ほどDXが進まないのか?』というテーマのウェビナーを開催
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000005203.000054842.html

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