「誰も求めていないと思う職場の謎マナーランキング」という調査を見つけた。
これがなかなか面白い。
1位はメールの書き方、2位は休暇取得時の気遣い、3位はチャットでのやり取り。
例えば、メールの宛先を役職順に並べる。有休を取った翌日にお礼や謝罪をする。チャットで毎回「お疲れ様です」と書く。
確かに、言われてみれば「これって誰が求めているんだ?」と思うものもある。
自分も会社で働いているので、他の会社の人がどんなことを「謎だな」と感じながら働いているのかを知れるのは、単純に面白かった。
でも、読んでいる途中でもう一つ気になった。
そもそも、なぜこの会社はこんな調査をしたのだろう?
調査を行ったのは、株式会社エムフロが運営する「Craudia採用動画制作代行サービス」だという。
採用動画を制作する会社が、なぜ職場の謎マナーを調査するのか。
最初は、職場文化を調査することと、会社の雰囲気を採用動画で伝えることに、何か直接的なつながりがあるのかと思った。
でも調べてみると、少し違う可能性が見えてきた。
今回のプレスリリースでは、調査結果を引用・転載する際に、Craudia採用動画制作代行サービスへのリンク設置を求めている。
つまり、
面白い調査をする。メディアやブログに取り上げてもらう。そこからサービスの名前を知ってもらう。
そんな情報発信の仕組みなのかもしれない。
実際、エムフロは「職場の謎マナー」以外にも、「上司の理不尽な指示」や「AIに仕事の相談をする理由」など、働く人が興味を持ちそうな調査を発表している。
なるほど。
調査内容と商品が、必ずしも直接つながっている必要はないのかもしれない。
働く人が気になるテーマで面白い情報を発信する。それをきっかけに会社やサービスを知ってもらう。
そう考えると、「職場の謎マナーランキング」という一つの調査が、違って見えてきた。
最近、私は仕事でも「なぜそれをするのか?」を考えることを意識している。
自分は意見を求められたとき、その場で思いついたことをパッと話しても、どこか表面的なことしか言えていないと感じることがある。
だから、「なぜ?」ともう一段掘り下げることで、少しでもその奥にあるものを見つけたいと思っている。
今回も最初は、
「職場の謎マナーランキング、面白いな」
というだけだった。
でも、
「なぜこの会社は、わざわざこの調査をしたんだ?」
と考えたことで、その裏側にある企業の情報発信の仕組みまで考えることができた。
もちろん、実際の企業側の狙いを断定することはできない。
それでも、ニュースや調査を見て「面白かった」で終わらず、一度だけでも「なぜ?」を加えてみる。
それだけで、表面に見えていたものとは少し違う景色が見えるのかもしれない。
参考情報
PR TIMES:【誰も求めていないと思う職場の謎マナーランキング】働く男女493人アンケート調査
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000077.000005714.html
Craudia採用動画制作代行サービス
https://craudia-saiyo-movie.com/

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