「ZWO Seestar S30 Pro」というスマート望遠鏡を見つけた。
スマホのアプリから操作して、天体観測だけでなく天体写真の撮影までできるらしい。
これを見て思い出したのが、子どもの頃に持っていた望遠鏡だ。
当時、とある通信教育で勉強を頑張ってポイントのようなものを貯め、そのご褒美として手に入れた。
結構頑張って手に入れた記憶がある。
だから、届いたときはかなり嬉しかった。
ところが――。
使いこなせなかった。
そもそも使い方がよく分からない。
とりあえず空に向けて覗いてみる。
「ふーん」
そして、いつの間にかお蔵入り。
今考えると、かなり消化不良である。
そんな記憶があるからこそ、Seestar S30 Proにはちょっと惹かれた。
昔の望遠鏡と違って、スマホから操作できるうえ、見て終わりではなく天体写真として残すこともできる。
もし自分で星を観測して、
「えっ、こんな写真を自分でも撮れるの?」
という一枚が撮れたら、結構うれしいと思う。
もちろん、ネットを探せばきれいな天体写真はいくらでも見られる。
でも、それとは少し違う。
実際に外へ出て、自分で望遠鏡を設置して、その場所から空を観測する。
写真が撮れたら、
「これは自分が実際に見て、撮ったものだ」
という体験が残る。
そこに魅力を感じる。
夏なら暑いし、蚊にも刺される。
冬なら寒い。
だったら家の中から全部操作すればいいじゃないか、とも思う。
それはそれで便利なのだが、個人的には少し「やった感」が薄れてしまいそうだ。
面倒な操作はスマート望遠鏡に助けてもらう。
でも、自分で外へ出て空を見るという部分は残す。
それくらいがちょうどいいのかもしれない。
問題は、気軽に買えるお値段ではないこと。
今すぐ購入、とはなかなかいかない。
それでも、いつか余裕ができたら試してみたい。
子どもの頃に「ふーん」で終わってしまった天体観測。
今の技術を使ってもう一度やったら、今度は何を感じるのだろう。
ちょっと再挑戦してみたくなった。

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