今回気になった商品は、「サンドピクチャー」である。
ガラスの中に入った砂をひっくり返すと、砂がゆっくりと落ちていき、そのたびに違う景色を作り出すインテリアである。
最初に見たとき、「きれいだな」と思ったのはもちろんだが、それ以上に気になったのは「毎回違う景色になる」という点である。
例えば、砂時計は毎回ほぼ同じ形になる。
でも、この商品は、砂の落ち方が少し変わるだけで、山のようになったり、谷のようになったり、丘が一つできたり、二つできたりする。
しかも、二度と同じ景色にはならない。一期一会なのである。
この「次はどんな景色になるんだろう」という感覚が、妙に面白そうだと感じた。
何でおもしろそうだと感じたのだろう。
最初は、「ガチャみたいだからかな」と思った。
カードゲームの拡張パックを開ける瞬間や、くじ引きをするときのような、何が出るか分からないワクワク感に似ている。
ただ、単純にランダムだから面白いわけではない。
毎回違う景色になったとしても、「全部あまりきれいではない」と分かっていたら、おそらく何度も見たいとは思わない。
つまり、ランダムであることだけでは足りないのである。
重要なのは、「今回はすごくきれいな景色ができるかもしれない」という期待があることだ。
予想を超える景色が生まれるかもしれない。
その可能性があるからこそ、次も見たくなる。
考えてみれば、これはサンドピクチャーだけではない。
レアカードを引く瞬間もそうだし、くじ引きで当たりを引く瞬間もそうである。
低い確率だからこそ、想像以上の結果が得られたときの喜びが大きい。
だから、人は何度も挑戦したくなるのだろう。
面白いのは、サンドピクチャーには「当たり」が存在しないことである。
お金が増えるわけでもなければ、点数が付くわけでもない。
それでも、「今回はどんな景色になるだろう」という期待だけで楽しめる。
つまり、自分の想像を超えるものに出会えるかもしれないという体験を、この商品は提供してくれるのだと思う。

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