今回気になったのは、「AI×ファッション調査『バッグは買う?借りる?』」という記事。
正直なところ、最初は「AIを使って自分に合うバッグを提案してくれるサービスなのかな」と思った。
例えば、予算や好みを入力すると候補を出してくれて、その後、「このバッグなら買った方がいい」「使用頻度を考えると借りた方がお得」といった判断までしてくれる。そんなAI活用の事例を紹介している記事だと予想していた。
しかし、実際に読んでみると内容はまったく違った。
調査していたのは、バッグではなくAIそのものだったのである。
ChatGPT、Claude、Gemini、Perplexityといった複数のAIに対して、同じ質問を投げかけ、それぞれが「買う」と答えるのか、「借りる」と答えるのか、その傾向を比較していた。
「AIを使う」のではなく、「AIを比較する」。
この切り口は、自分の予想にはなかった。
面白かったのは調査結果よりも、「こういうテーマもプレスリリースになりうるのか」という発見だった。
最近、自分はAIをもっと使いこなせるようになりたいと思っている。
そのために意識しているのは、「AIには何ができるのか」を知ることではない。
「他の人はAIをどう使っているのか」を見ることである。
新しい使い方を知れば、自分の仕事や趣味にも応用できるかもしれない。
だから、普段からAIに関する記事を見るときも、「この技術がすごい」というより、「この人はこんな使い方を思いついたのか」という視点で読むことが多い。
今回の記事も同じだった。
読み終わって印象に残ったのは、「ChatGPTは購入寄りだった」「Claudeはレンタル寄りだった」という結果ではない。
「AIを比較対象にする」という企画そのものだった。
以前なら、商品の性能比較やアンケート調査が一般的だった。
しかし、今では「複数のAIに同じ質問をして、その違いを分析する」という調査自体が、一つのコンテンツになる。
AIが身近になったからこそ生まれた、新しい記事の作り方なのだろう。
こういう視点を知ると、「AIを使う」という言葉の意味も少し変わってくる。
AIに答えを出してもらうだけが活用ではない。
AIを比較したり、AIの違いを分析したり、することも、新しい活用方法なのである。
今回の記事を読んで一番の収穫だったのは、「バッグを買うか借りるか」の答えではなかった。
「AIをテーマにすると、こんな切り口で記事が作れるのか」という、新しい発想に出会えたことである。
今後も、「何を発表しているか」だけでなく、「なぜこの切り口を選んだのか」という視点でも読んでみたいと思う。
参考情報
PR TIMES:【AI×ファッション調査】「バッグは買う?借りる?」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000172.000044666.html

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