【なんか気になる研究所】 18 「やり切る」って、本当に時間をかけ続けることなんだろうか。

「正社員のバーンアウト(燃え尽き症候群)に関する実態調査」というプレスリリースを見つけた。

最初に気になったのは、単純に「どれくらいの人がバーンアウトを経験しているんだろう」という興味だった。

結果は、現在バーンアウトの人が17.3%。

過去に経験した人も含めると約3人に1人。

思っていた以上に多くて、正直驚いた。

でも、今回この記事で一番考えさせられたのは、その数字ではなかった。

最近、自分の中でずっと考えていることがある。

それは、「仕事をやり切る」って何なんだろう、ということだ。

仕事ではよく、「最後までやり切れ」とか、「成果が出るまで頑張れ」という言葉を耳にする。

その言葉をそのまま受け取ると、「とにかく時間をかけて努力し続けること」が正解のように思えてしまう。

でも、その考え方を突き詰めると、仕事に人生を捧げるような働き方になってしまう。

家族との時間。

趣味の時間。

ゆっくり休む時間。

そういったものを削ってでも仕事に向き合うことが、「やり切ること」なのだろうか。

今回の調査では、バーンアウトを乗り越えた人が最も多く取った行動は「休息を取る」だった。

この結果を見て、「休むことは甘えではなく、長く働くために必要なことなんだ」と改めて感じた。

もちろん、仕事に本気で向き合うことは大切だと思う。

でも、本気で向き合うことと、休まず走り続けることは、同じではない。

もし走り続けた結果、途中で燃え尽きてしまうなら、それは本当の意味で「やり切った」とは言えない気もする。

今の職場では、上の世代ほど「時間をかけて努力すること」を大切にしてきた人も多いと思う。

だから、そういう価値観が残っているのも自然なことなんだろう。

でも、自分としては、ただ長時間働くことを目標にするのではなく、「長く成果を出し続けられる働き方」を大事にしたい。

そのためには、休むことも仕事の一部。

今回のプレスリリースは、そんな自分の考えを整理するきっかけになった。

まだ答えが出たわけではない。

でも、「やり切る」とは何なのか。

その意味を考えるために、とても参考になる記事だった。

参考情報

PR TIMES:「正社員の“バーンアウト(燃え尽き症候群)”に関する実態調査」を発表
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002440.000002955.html

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