漫画を読んでいたら、突然、
「あ、これ、あのネタじゃん!」
となることがある。
私は、あの瞬間が結構好きだ。
『ヲタクに恋は難しい』は、ヲタク同士の恋愛を描いたラブコメ漫画である。もちろん、普通に物語を追うだけでも面白い。
でも、私が特に好きなのは、漫画の中にネットミームやアニメ、漫画などの小ネタが散りばめられているところだ。
例えば、以前ネットで、ペンギンたちが子どものペンギンを取り囲んで、やいのやいの言っているように見える画像が話題になったことがある。
『ヲタクに恋は難しい』を読んでいたら、それを思わせるような構図が出てきた。
その瞬間、
「あ、これ、あのペンギンのやつじゃん!」
となった。
これが楽しい。
もちろん、元ネタを知らなくても漫画は読める。そのまま一つのシーンとして楽しめばいい。
でも、元ネタを知っていると、面白さが一段上がる。
考えてみると、これはゲームの「隠し要素」に少し似ているのかもしれない。
普通にプレイしているだけでも楽しめる。でも、隠し部屋を見つけたり、隠しコマンドを知ったりすると、
「こんなのあったのか!」
と嬉しくなる。
『ヲタクに恋は難しい』の小ネタにも、私はそれと似た面白さを感じる。
しかも、私の場合は、小ネタを必死になって探したいわけではない。
普通に漫画を読んでいる。
ページをめくる。
そして突然、
「ん? これ知ってるぞ」
となる。
この偶然の遭遇がいい。
自分が過去に見たネットミームだったり、知っているアニメや漫画の要素だったり。自分の頭の中にあった知識と、目の前の漫画が突然つながる。
その瞬間、普通なら気づかなかった面白さに、自分は気づくことができた。
なんだか、それがちょっと嬉しい。
つまり、『ヲタクに恋は難しい』は、自分がこれまで蓄えてきたヲタク知識が多いほど、気づける面白さも増える漫画なのかもしれない。
もちろん、これは「元ネタを知らないと楽しめない」という意味ではない。
物語は物語で楽しめる。
でも、ネットミームが好きな人、アニメや漫画が好きな人なら、読んでいる途中で突然、
「あ、これ知ってる!」
という瞬間に出会えるかもしれない。
そして、その瞬間、漫画の面白さが一段上がる。
私にとって『ヲタクに恋は難しい』は、そんな隠し要素を見つけるような楽しさがある漫画だ。
ネットミームやアニメ、漫画が好きな人なら、ぜひ一度読んでみてほしい。
もしかしたら、あなたしか気づかない「あ、これ知ってる!」が、どこかのページに隠れているかもしれない。

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