「AIが学校の副担任に」というプレスリリースを見た(ちょっと前の記事だが…)。
教育AIエージェント「fukutan」のβ版がリリースされ、ICU高校で実証実験されているらしい。
AIエージェントという言葉が気になっている。
ただ、正直なところ、まだ自分の中ではふわっとしている。
AIエージェントとは何なのか。
ChatGPTとは何が違うのか。
AIモデルを特別に追加学習させたものなのか。
そのあたりが、まだぼんやりしていた。
今回のfukutanは、学校教育の場で使うAIエージェントのようである。
先生に対しては、授業の問題作成や課題作成、学習状況の分析を支援する。
生徒に対しては、授業で分からないところを質問できる相手になる。
つまり、先生にも生徒にも役立つ「副担任」的な存在ということらしい。
この「副担任」という言い方は、なかなか分かりやすい。
AI教師と言われると、少し身構えてしまう。
先生の仕事を全部AIが奪うのか、みたいな話に聞こえるからである。
でも副担任と言われると、少し印象が違う。
主役はあくまで先生と生徒。
AIはその横で、問題作成を手伝ったり、生徒の質問に答えたり、学習ログを見て状況を整理したりする。
なるほど、こういう立ち位置もあるのかと思った。
以降は記事とは関係ない話。
間違っているかもしれないが、AIエージェントは必ずしもAIモデルそのものをいじるものではないかもしれない
最初は、AIエージェントを作るには、AIモデルをファインチューニングしたり、追加学習したりしないといけないのかと思っていた。
しかし、そうとも限らないのではないか?
生徒の回答や利用状況、教材、課題、授業の情報などを整理して、AIが参照できるようにする。
そのうえで、AIが状況を見て、質問に答えたり、課題作成を支援したりする。
つまり、AIモデル本体を作り替えるというより、AIに見せる資料やログを整えて、その場に合った働きをさせるイメージである。
これでもAIエージェントって呼べるものができるのではないか?
そうであれば、少し現実味が出てくる。
AIを専門分野に特化させるというと、ものすごく難しいことに聞こえる。
しかし、必要な情報を整理し、AIが参照できる形にしておけば、ある程度その分野に詳しい相手として使えるのかもしれない。
これは教育だけの話ではなさそうである。
たとえば、過去の問い合わせ対応。
社内のマニュアル、家電の取扱説明書。
そういうデータをうまく整理してAIに渡せば、専用の相談相手のように使える可能性がある。
AIモデルを魔改造するものではなく、AIモデルに資料、ログ、役割、業務の流れを組み合わせたもの。
そう考えると、AIエージェントは思っていたよりも身近なものなのかもしれない。
もちろん実際に作る(=商品化する)のは簡単ではないだろう。
ただ、「AIに何を覚えさせるか」ではなく、「AIに何を見せて、どんな役割を持たせるか」と考えると、少し使い方が見えてくる。
そんなことを考えていた
参考情報
PR TIMES 「AIが学校の副担任に——教育AIエージェント「fukutan」のβ版をリリース。ICU高校とともに実証実験中」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000069375.html

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