【株主優待まとめ】発表された優待関連情報を紹介|2026年8月30日〜9月4日

株主優待

はじめに

今回は、2026年8月30日〜9月4日の期間に株主優待に関する発表を行った8社の情報をまとめました。

新たに優待制度を導入した企業だけでなく、株式分割に合わせて優待区分を見直した企業、対象株主を広げた企業、紙の優待券を電子カードへ切り替えた企業など、発表内容はさまざまです。

本記事では、単に「優待が新設された」「内容が変わった」と並べるのではなく、次の4点を会社ごとに整理しています。

  • その会社は何をしている会社なのか
  • 今回、株主優待の何が変わったのか
  • 優待を受けるために何株必要なのか
  • 利用条件や継続保有条件など、どこに注意すべきか

各社の紹介欄には、今回の発表内容を確認できる公式IR資料へのリンクも掲載しています。一部のPDFは、各社が公式IRページで利用している開示情報配信サービス上に掲載されています。

注意事項

本記事は、各社が公表した情報や公式サイトを基に整理したものであり、特定銘柄の購入・売却を推奨するものではありません。株主優待は今後変更または廃止される可能性があり、株価も常に変動します。実際に取引する際は、各社の最新開示や証券会社の情報を必ず確認してください。

今回紹介する8社の一覧

まずは、今回取り上げる企業と発表内容を一覧で確認しておきましょう。

コード会社名発表の種類株主優待・変更内容の要点最低必要株数主な追加条件
8518日本アジア投資新設投資先・取引先の商品5,000円相当を贈呈500株通常1年以上。初回のみ6か月以上
4616川上塗料分割対応・拡充分割後300株でQUOカードPay3,000円分。500株以上の5,000円区分を新設分割後300株1年以上
2266六甲バター拡充100株以上にQUOカード1,000円分を新設100株QUOカードは1年以上
8157都築電気内容決定2026年9月末基準のカタログ内容を決定100株3年以上で優待額が増加
3667enish詳細決定BTCまたはSOLが当たる抽選型優待の参加方法を決定500株口座開設と期間内エントリーが必要
4839WOWOW内容変更QUOカードを終了し、WOWOW百貨店クーポンを追加100株1年以上
3083スターシーズ新設年2回、各3万円分のQUOカードを贈呈500株通常6か月以上。初回のみ3か月以上
7458第一興商電子化紙の優待券を1円単位で使える電子カードへ変更200株金額・必要株数は変更なし

8社の株主優待情報

1.日本アジア投資(8518)|投資先・取引先の商品を贈る優待を新設

どんな会社か

日本アジア投資は、企業やプロジェクトへの投資を行う投資会社です。未上場企業へのベンチャー投資に加え、上場有価証券や企業の債権、ヘルスケア・インフラ関連プロジェクトなども投資対象としています。

現在は、投資開発事業、投資運用事業、ファンド・プラットフォーム事業を展開しています。

今回の株主優待

今回、株主優待制度を新たに導入しました。対象となる株主には、投資先や取引先が扱う商品5,000円相当が贈られます。

  • 必要株数:500株以上
  • 通常の継続保有条件:1年以上
  • 初回基準日:2027年3月31日
  • 初回のみの継続保有条件:6か月以上
  • 優待内容:投資先・取引先の商品5,000円相当
  • 初回予定品:オリーブを使った食用品または化粧品から1点

初回優待を受けるには、2026年9月30日と2027年3月31日の両方で、同一株主番号により500株以上を保有している必要があります。

ここをどう見るか

投資会社らしく、投資先や取引先の商品を株主に知ってもらう設計です。初回は保有期間が6か月に短縮されますが、500株以上を同一株主番号で継続して保有する必要があります。

初回だけを見て「6か月保有でよい制度」と判断せず、通常は1年以上の継続保有が必要になる点を押さえておきたいところです。

会社情報:日本アジア投資・会社概要

公式IR:「株主優待制度の導入に関するお知らせ」

2.川上塗料(4616)|株式分割後に5,000円分の上位区分を新設

どんな会社か

川上塗料は、各種塗料の製造・販売を行う会社です。建設用塗料、さび止め塗料、水性塗料などを取り扱っています。

今回の株主優待

2026年12月1日付で1株を3株に分割することに伴い、株主優待制度を変更します。

区分必要株数優待内容
変更前・分割前100株以上QUOカードPay3,000円分
変更後・分割後300株以上500株未満QUOカードPay3,000円分
変更後・分割後500株以上QUOカードPay5,000円分
  • 変更後の適用開始:2027年11月末基準
  • 継続保有条件:1年以上
  • 変更後の最低必要株数:分割後300株

ここをどう見るか

分割前の100株は分割後の300株に相当するため、QUOカードPay3,000円分を受けるための実質的な保有水準は変わりません。

今回の実質的な拡充は、分割後500株以上を対象とする5,000円分の区分が新設されたことです。必要株数が100株から300株へ増えたように見えますが、株式分割を考慮して比較する必要があります。

会社情報:川上塗料・会社概要

公式IR:「株式分割、株式分割に伴う定款の一部変更および株主優待制度の変更(拡充)に関するお知らせ」

3.六甲バター(2266)|優待の入口を1,000株から100株へ拡大

どんな会社か

六甲バターは、「QBB」ブランドでプロセスチーズなどを製造・販売する食品メーカーです。チーズが売上の大部分を占めており、ナッツなどの食品も販売しています。

今回の株主優待

従来は、1,000株以上を保有する株主に自社製品3,000円相当を贈っていました。2026年12月31日基準からは、100株以上の区分が新設されます。

必要株数継続保有条件優待内容
100株以上1,000株未満1年以上QUOカード1,000円分
1,000株以上QUOカードは1年以上。自社製品は期間制限なしQUOカード1,000円分+自社製品3,000円相当
  • 変更後の最低必要株数:100株
  • 変更後の適用開始:2026年12月31日基準

ここをどう見るか

最低必要株数が1,000株から100株へ下がるため、優待を受けられる株主の範囲は大きく広がります。

ただし、100株から受け取れるQUOカードには1年以上の継続保有条件があります。100株を取得すれば、次の基準日から直ちに受け取れるとは限らない点に注意が必要です。

会社情報:六甲バター・会社概要

公式IR:「配当方針の変更、配当予想の修正及び株主優待制度の変更に関するお知らせ」

4.都築電気(8157)|2026年9月末基準の優待カタログを決定

どんな会社か

都築電気は、企業や官公庁などにICTサービスを提供する会社です。コンサルティング、システム・ネットワークの設計・構築、ソフトウェア開発、運用支援までを一貫して手掛けています。

今回の株主優待

今回の発表は制度の新設や変更ではなく、2026年9月30日を基準日とする優待カタログの具体的な内容を決定したものです。

必要株数継続保有3年未満継続保有3年以上
100株以上300株未満1,000円相当2,000円相当
300株以上1,000株未満2,000円相当4,000円相当
1,000株以上3,000円相当6,000円相当

カタログでは、食品、日用品、QUOカード、寄付などから1点を選択します。

  • 最低必要株数:100株
  • 基準日:2026年9月30日
  • 長期保有優遇:3年以上で優待額が増加

ここをどう見るか

基本的な株数区分や優待金額に大きな制度変更はありません。今回のポイントは、制度そのものの変更ではなく、実際に選べる商品の内容が決まったことです。

また、同じ保有株数でも3年以上継続保有すると優待額が2倍になるため、長期保有の判定条件も確認しておきたいところです。

会社情報:都築電気・事業紹介都築電気・株主還元

公式IR:「株主優待制度の優待内容に関するお知らせ」

5.enish(3667)|暗号資産が当たる抽選型優待の詳細を決定

どんな会社か

enishは、スマートフォン向けゲームアプリの企画・開発・運営を行う会社です。「進撃の巨人 Brave Order」「五等分の花嫁 五つ子ちゃんはパズルを五等分できない。」などを手掛けています。

今回の株主優待

2026年7月に発表した暗号資産の抽選型優待について、SBI VCトレードの口座を利用することや、参加方法などの詳細が決まりました。

対象となるには、次の条件をすべて満たす必要があります。

  • 2026年12月31日時点で500株以上を保有する
  • 2027年4月30日までにSBI VCトレードの口座を開設し、維持する
  • 2027年3月1日から4月30日までに特設サイトでエントリーする

抽選内容は次のとおりです。

暗号資産10万円相当5万円相当1万円相当
BTC10名30名250名
SOL10名30名250名

当選者は合計580名で、優待総額は1,000万円相当です。

  • 最低必要株数:500株
  • 基準日:2026年12月31日
  • 優待方式:抽選

ここをどう見るか

500株を保有すると得られるのは、暗号資産そのものではなく「抽選に参加する資格」です。優待価値を1万円や10万円としてそのまま計算することはできません。

また、株式を保有するだけでは参加できず、指定口座の開設と期間内のエントリーが必要です。未成年者と日本非居住者はSBI VCトレードの口座を開設できないため、優待の対象外となります。

会社情報:enish・会社概要

公式IR:「株主優待制度の詳細決定およびSBI VCトレード株式会社との連携に関するお知らせ」

6.WOWOW(4839)|QUOカードを終了し、通販クーポンを追加

どんな会社か

WOWOWは、有料衛星放送「WOWOW」と動画配信サービス「WOWOWオンデマンド」を中心に、映像コンテンツの企画・制作、映画、イベント、ライセンス、ECなどを展開する会社です。

今回の株主優待

2026年9月末基準から、選択式優待の内容と申込方法を変更します。

主な変更点は次のとおりです。

  • 選択肢の「WOWOW特製QUOカード2,000円分」を終了
  • 対象株主全員に「WOWOW百貨店」クーポン2,000円分を追加
  • 優待の申込みをオンライン窓口へ一本化

変更後は、次の3つから1つを選択します。

  • WOWOW視聴料3か月無料
  • Amazonギフトカード番号2,000円分
  • 日本赤十字社への2,000円分の寄付

これに加え、対象株主全員に「WOWOW百貨店」クーポン2,000円分が贈られます。

  • 最低必要株数:100株
  • 継続保有条件:1年以上
  • 変更後の適用開始:2026年9月末基準
  • 3年以上継続保有して視聴優待を選択した場合:合計4か月無料

ここをどう見るか

QUOカードという幅広く使える選択肢はなくなりますが、対象者全員へのWOWOW百貨店クーポンが追加されます。そのため、変更の受け止め方はWOWOWの視聴サービスや通販サイトを利用するかどうかで変わりそうです。

また、申込みがオンライン窓口に一本化されるため、申込期限や手続方法を忘れずに確認する必要があります。

会社情報:WOWOW・番組/サービス

公式IR:「株主優待制度の変更に関するお知らせ」

7.スターシーズ(3083)|年2回、合計6万円分のQUOカード優待を新設

どんな会社か

スターシーズは、アパレル関連事業を基盤としながら、系統用蓄電池事業とGPU・AIサーバー販売事業を展開しています。アパレル分野では「チチカカ」「TORNADO MART」などのブランドを扱っています。

今回の株主優待

過去には単年度限定の優待を実施していましたが、今回は毎年継続して行う株主優待制度を新たに導入します。

  • 基準日:毎年2月末・8月末
  • 必要株数:500株以上
  • 通常の継続保有条件:6か月以上
  • 優待内容:各基準日にQUOカード3万円分
  • 年間合計:QUOカード6万円分

初回基準日は2027年2月末です。初回に限り継続保有条件が3か月に短縮され、2026年11月末と2027年2月末の両方で、同一株主番号により500株以上を保有している必要があります。

ここをどう見るか

年2回で合計6万円分という優待額の大きさが目を引きます。ただし、通常は500株以上を6か月以上継続して保有することが条件です。

会社情報:スターシーズ・事業紹介/公式IR

公式IR:「継続的な株主優待制度の導入に関するお知らせ」

8.第一興商(7458)|紙の優待券を1円単位で使える電子カードへ

どんな会社か

第一興商は、業務用通信カラオケ「DAM」の販売・賃貸、カラオケ店「ビッグエコー」や飲食店の運営、音楽ソフト、介護・健康支援、パーキングなどを展開する会社です。

今回の株主優待

2026年9月末基準から、紙の冊子型優待券を使い切り型の電子カードへ変更します。

必要株数優待カードCD交換
200株以上2,000株未満5,000円分アルバムCD1枚
2,000株以上12,500円分アルバムCD2枚

優待金額と必要株数に変更はありません。主な変更点は次のとおりです。

  • 紙の500円券から使い切り型電子カードへ変更
  • 500円単位から1円単位で利用できるように変更
  • セルフ精算機でも利用可能
  • カード裏面のバーコードを提示して利用可能
  • QRコードを読み取ればスマートフォンでも利用可能
  • 有効期限は従来と同じ8か月
  • 最低必要株数:200株
  • 変更後の適用開始:2026年9月末基準

ここをどう見るか

優待額は変わりませんが、1円単位で使えるようになるため、紙の500円券より残額を無駄なく利用しやすくなります。セルフ精算機に対応する点も、実際の店舗での使いやすさにつながりそうです。

「電子カード」という名称ですが、物理カードが郵送されます。そのため、スマートフォンを持っていなくても、カード裏面のバーコードを提示して利用できます。

会社情報:第一興商・事業案内第一興商・株主優待

公式IR:「株主優待の電子化に関するお知らせ」

まとめ

今回は、株主優待に関する発表を行った8社を紹介しました。

株主優待の情報調べるのは、個人的にも興味があるので、今後も続けていこうと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました