新聞記事から考える 3:球状のハンドスピナー!?スピンボールスピナー

新聞記事から考える

 タイトルを見て、てっきり「ハンドスピナーかな?」と思ったが、どうやら違った。そう、これは“球体が回転する”という謎のアイテムである。最初に聞いたときは「球体が回転?それって、どう見たって普通のボールじゃないの?」と首をかしげた。だが実物を見ると、その疑念は見事に裏切られる。球の頂点が固定され、その周囲だけがくるくると回る構造になっているのだ。

画像引用元:楽天市場

 しかも、10個のベアリングが内蔵されており、その滑らかさたるや、まるでシルクの上をバターが滑っていくかのよう。少し触れただけでスーッといつまでも回り続ける。時間を忘れて見入ってしまうほどである。

 この構造を考えた人は、きっと相当な「回転愛好家」であるに違いない。ハンドスピナーで満足できず、「もっと立体的に回してみたい」と考えた結果がこれなのだろう。人類の「回したい欲」は底が知れない。子供のころ、鉛筆をくるくる回して先生に怒られた経験のある人も多いと思うが、あれも立派な“回転の快感”の原体験だ。もしかすると、この球体スピナーは、そうした大人の無意識の欲求を刺激する「合法的な鉛筆回し」なのかもしれない。

 ちなみに、立方体バージョンも存在するという。こちらは、角ばった形状がよりダイナミックに回転して見えるため、「回ってる感」が抜群に強い。球体が“上品な感じ”なら、立方体は“ロックな感じ”といったところであろうか。

 一説によると、この回転にはリラックス効果があるらしい。正直、科学的根拠はあやしいが、「なんか気分転換になったような気がする」というのは確かにある。川のせせらぎや焚き火の炎をぼんやり見ていると心が穏やかになるように、規則的な回転運動には人間の脳を癒やす何かがあるのかもしれない。

 とはいえ、そんな難しいことを考えずとも、単純に回すだけで楽しい。手の中で小さな宇宙が動いているような感覚だ。皆さんも一度、この「回転の美学」を体験してみてはどうだろうか。気がつけば、あなたも立派な“スピナー族”の仲間入りである。

参考情報
2025/10/13  日経MJ:10個のベアリングで高速・長時間回転、石川玩具(新製品)

石川玩具HP:商品情報|石川玩具株式会社

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